子供の親権を父親がとるのは難しい?

子供の親権を父親がとるのは難しい?

子供がいる夫婦が離婚する場合、子供の親権について揉めるケースが多々あります。しかし、父親が親権を取りたいと思っても、実際に父親が親権を取るのは難しいとされています。子供がいる家庭の離婚では、子供の親権は母親に行くケースがほとんどです。
しかし、父親側が親権を獲得することが不可能というわけではありません。父親側が親権を獲得するために必要なポイントをご紹介します。

 

子供の親権とはどういうものか

一般的に親権と言われているものは、身上監護権と財産管理権のふたつの権利が合わさったものです。
身上監護権は、子供が健やかに成長するために、教育なども含めて子供の面倒を見るという権利です。
財産管理権は、子供が未成年の間に子供に成り代わって財産を管理し、契約などを行う権利です。
このように親権はふたつに別れているため、身上監護権と財産管理権を父母で分けて持つということは可能ですが、一般的ではありません。

 

ほとんどのケースで、片方の親が両方の権利を親権として獲得します。また、親権は子供個人について定められる権利なので、子供が複数いる場合は親権もそれぞれ別に定められます。そのため長男の親権は父親、次男の親権は母親とする事も可能です。

 

父親が親権を取るにはどうすればいい?

離婚において母親が子供の親権をとるケースが多いのは、それは母親の方が子どもと過ごす時間が長いからです。また、離婚すれば養育費や慰謝料がもらえるのであれば、経済的にも子供が不利益を被る可能性は少ないです。
そのため、子供は母親といるべきという概念も根強く残るということもあり、日本の場合およそ8割が母親に親権が与えられます。

 

父親が親権を取るためには、父親の養育実績と経済力、子供との時間を取れるかというのが大きなポイントになります。
父親側の両親が同居しており、子供の面倒をみられる環境が整っているというケースや、父親の収入が高く安定しているという場合、父親でも親権が撮れる可能性はあります。

 

 

 

子供に安定した環境を与えられるかが鍵

親権を取るため最も重視されるのは、父母のどちらに子供が付いていけば子供が幸福になるかという点です。そのため、過去の養育実績も大きな判断材料になります。
母親が育児放棄をしていて父親が普段から面倒を見ていたというケースでは、父親に親権が渡る場合が多いです。また、母親側に借金がある、不倫をして出て行ったなど、離婚後も子供にとって安定した生育環境を提供できないと判断されれば、母親に親権が行く可能性は少なくなります。
親権で揉めて裁判になりそうな場合は、早めに弁護士へ相談するのが得策です。